ちょっと今から仕事やめてくる ~自分は1人で生きてると思ってる人へ~
こんばんは!
しゅーです。
今日は久しぶりにゆっくり映画館に行く時間があったので、前から少し気になっていた邦画を観てきました。
「ちょっと今から仕事やめてくる」
昔、本屋さんで原作を目にしたときにタイトルに惹かれました。当時は今ほど本を読む習慣がなかったので素通りしましたが今度原作本も読んでみようと思います。
「ちょっと今から仕事やめてくる」
日公開:2017年5月27日
上映時間:114分
ざっくりストーリー
就活にことごとく失敗し、唯一内定をくれた超ブラック企業の営業で日々馬車馬の様に働いている青山隆。厳しいノルマ、そして鬼上司の独裁体制とパワハラによって限界まで追い込まれ「何のために働いているのか」分からなくなってしまった彼は、通過電車が迫る駅のホームへ転落しそうになる。命を落としかけたタカシをギリギリのところで救ったのは幼馴染を名乗る「ヤマモト」だった・・・。
ブラック企業で奮闘する青山隆を工藤阿須加が、タカシの幼馴染を名乗る男「ヤマモト」を福士蒼汰が演じます。
2人のイケメンももちろん良いのですが、個人的に印象に残っているのは吉田鋼太郎演じるタカシの会社のブラック上司!圧倒的な存在感を放っています!
福士蒼汰と工藤阿須加がただカッコいいだけの映画かと思いきや、
泣かされました。
(邦画でよくある「めっちゃ状況説明的な独り言」とか、結局最後までいまいちしっくり来ない福士君の関西弁とか、予告で「ヤマモトは3年前に死んだ」っバラさないほうが発覚したときの衝撃が大きくて良かったんじゃないか、とかいろい気になったことはあったんですが笑)
ビルから飛び降りようとするタカシにヤマモトは言います。
「お前の人生は誰のためにあると思う?」
「お前のことを大切に思ってくれる人のためや!」
そしてタカシは約1年半帰っていなかった実家を訪れます。
暖かく迎えてくれた両親に「仕事辞めるっていったらどう思う?」と尋ねたところタカシの予想とは違う答えが。
母「いいんじゃない?」
そして今回一番心に残ったセリフを父親が放ちます。
「人生なんて生きてさえいればどうにでもなる」
実は父はタカシが学生のころリストラされたことがあり、再就職先が見つかりませんでした。それをタカシは能力がないからだ!と言ってしまいます。この経験からタカシは「正社員」でいることへのこだわりが強く、また将来への不安も重なり仕事をやめるという選択肢を持てずにいました。
そんな彼の心をガチガチに縛っていた鎖を一瞬で破壊し、包み込んだ両親の深い愛情を描いた実家でのシーンはひたすら泣きました・・・。
今作を観て強く感じたのは「両親への感謝の気持ち」です。
みなさんは「ありがとう」の反対の言葉は何だと思いますか??
僕は「当たり前」だと思っています。
ありがとうの語源は「有り難き」だと言われています。つまり、有って当然じゃないものへの気持ちが「ありがとう」であり「感謝する」ことだと思います。
自分の身の回りのあらゆる物事は当たり前なんかじゃない。
そんなことを気づかせてくれる素敵な映画でした。
余談
両親へ感謝の気持ちはあるけど、直接口に出すのは恥ずかしいから
今年から父の日、母の日、それぞれの誕生日をきちんと祝うことにしてます。